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バクモエweb(仮)

夢ノ咲学院前駅在住

離れずにそばにいて

 

僕が勝つって僕よりも信じてよ!!!


ユーリ!!!onICE第七滑走、なんていうかもうタイトルが全て。
ユーリ!!! on ICE,ユーリのスケートの舞台、氷の上でコーチと選手と憧れと愛って感じ。アガペー
氷の上、二人だけの世界。

まだ終わってないのに毎話クライマックスかよって。
神回(一週間ぶり7度目)だった。
あまりに言いたいことがありすぎるから、最終回を終えてから書こうと思っていたのにペンを取らざるを得なかった。

どうやったって勇利にとってのヴィクトルは永久に変わらない憧れの存在で、ヴィクトルにしか成せないことばかりの替えのきかない存在。
ヴィクトルにとっての勇利も驚きを与えてくれる、期待を超えていく存在。勇利じゃなきゃ満足できない。
お互いがお互いじゃないと満足できないしお互いの存在が唯一無二である。

それが伝わってきた第7話だった。
もう7話とか終わるのが苦しい。

 

一位発進で追われることに慣れていない勇利。

独占欲と氷上の快楽で魅せるも、敏感な勇利は……。乱れる勇利をヴィクトルは手荒な愛で攻める ←公式です。

 

勇利が失敗するとヴィクトルは責任を取ってコーチを辞める。
ヴィクトルがそばにいる=勇利が認められている、ということでヴィクトルが勇利のそばにいるということが勇利にとって最も強みなのだ。

勇利はヴィクトルが自分のことを信じてくれている、そんなのわかってる。それでも、それでも欲しかった。
僕よりも僕が勝つって信じてる気持ちが。

誰よりも憧れだった、大好きだった、手の届かないところにいた。
自分ができなかったらヴィクトルは帰ってしまう。
ヴィクトルに自分の存在を認めてもらいたい、ヴィクトルに自分じゃなきゃ、勇利じゃなきゃダメなんだって思ってもらいたいからの

「離れずにそばにいてよ!!!」

これがユーリ!!! on ICEのテーマなんだろうな。

これまでの勇利はヴィクトルはどこか手の届かないところにいる存在で雲の上の存在で、自分のコーチになるなんてのも現実じゃないみたいな気持ちだった。
でも今の勇利は違う。
離れないで欲しい。そばにいて欲しい。僕だけを見ていて欲しい。僕だけのヴィクトル、世界からヴィクトルを奪った男。独占欲。
ここまで言えるようになった勇利はヴィクトルによって自信を得ていることがわかる。

自分のスケート人生をイメージして作ってもらった最初のYuri on ICE 、この曲がパッとしないのはきっと自分に自信がなくて諦めていたから。

そんな諦めていた勇利が自分のそばにいてよと独占欲を表す。

 

泣かれるのには慣れていないヴィクトルがどうすればいいかわからなくて焦るところを見て、ヴィクトルもなんでもできる天才なんて存在ではなくて、コーチとしては未熟な存在であることを認識した勇利はヴィクトルを神格化していないのではないかと考える。

 

落とすところまで落とされた勇利のメンタルは焦るヴィクトルの人間らしさによって気を持ち直しているのだ。
自分よりも焦っている人を見ると安心する法則のような。
焦っているのがヴィクトルだったからこそ勇利が落ち着けたのかもしれない。

泣いた後ってすっきりするし、異様に落ち着く。
コーチとしてどう接したらよいか、仲直りのタイミングを探るヴィクトルに対して鼻をかんだ後のティッシュを拾う時につむじをポン。


「コーチとして未熟すぎるんだよ!ヴィクトルのばか!」


そんな思いの込められた慰めのつむじポン。
背が高いヴィクトルのつむじはあまり見られるものでもない、それはスケート界のトップに立つヴィクトルの頭上には誰もいなくてそこに触れることのできる存在は勇利だけ、というのを示唆しているのではないか。


そしてスタートしたFP。
Yuri on ICEの序盤は落ち着いていて笑みをこぼしながらのびのびと滑っていた。最初のなにかを掬い上げる振りがすごく好きだ。毎話何か違うものを掬っている、得ているとかなのかな。
勝生勇利という存在は23歳の今までの人生をスケートに捧げていた。
ドライで、ちょっと自己中で、ひとりで戦ってきた。(地元とか家族とかは微妙って言ってたし笑)
今まではひとりで考えていた、でもピンとこなかった。これが微妙なYuri on ICE。
でもヴィクトルと出会った今は?
見せたい、魅せたい相手がいる。すぐそばで見ていてくれる。
情熱的で引き込まれるステップへと変化するYuri on ICE、ここから勇利の気持ちもヴィクトルへ、ヴィクトルのために、とピアノの音も強くなりボリュームも大きく変わってくる。

「ヴィクトルは僕じゃなきゃ満足できない!」
「ヴィクトルの愛を知っているのは僕だけ!」
「僕はヴィクトルの想像を超える!」
という勇利の切羽詰まった気持ちは、自分を奮い立たせることができる。

世界で一番大好きで、憧れで、尊敬している大切な存在。
そんな人が自分のコーチで、コーチとしては未熟で。
それでも勇利のモチベーション、魅力全てを向上することができるのは世界でたったひとりヴィクトルだけ。それは他の人にはできないのだ。

大好きな人に認めてもらいたい、こんなもんじゃないって思考錯誤して自分を磨き、驚かせるために技術も魅力も向上する。
ヴィクトルの存在が勇利に無限の可能性を与えている。
魅力も技術も全てをひっくるめて向上心ごと向上させてくれるのはお互いにとってお互いがかけがえのない存在だから。



勇利がヴィクトルの代名詞である4回転フリップを入れなければ、失敗しなければ優勝も目に見えていたのかもしれない。
それでも4回転フリップを入れたからこそ意味があるのだ。
フリープログラムのスケーティング全てに意味があって。

ヴィクトルの代名詞4回転フリップと、ヴィクトルが第一滑走で滑っていた「離れずにそばにいて」という曲。勇利からヴィクトルへの「愛」を意味しているのではないだろうか。

 

4話タイトルにもある「自分を好きになって・・・ 完成!! フリープログラム」っていう自分を好きになり、自分に対する"自信"が勇利には必要だった。

自分を卑下して自衛していたから悪く言われるのは慣れっこだった、でもそんな勇利は勇利も望んでいなかったはずだ。

自分をどれだけ信じれるかによってメンタルの強さは変わってくる。
これまでの勇利とは違って愛を知った勇利はヴィクトルが勇利よりも勝つって信じてるっていう最強の強みを得ることができて、それは勇利からヴィクトルへの愛であり、ヴィクトルから勇利への愛でもある。
自分に自信を持てたからYuri on ICEの曲は完成したし、愛を意識して愛を知れたからこそ自分の魅力を引き出すことができた。

 

以前のコーチはコーチとしては優秀だったのかもしれない。
けれど勇利を勇利の最高点まで持ち上げることができていたかといわれるとそれは違うであろう。
なにも言わなくても、黙っててもただただ自分のことを信じて離れずにそばにいてくれるヴィクトルの存在こそが勇利にとっての自信で最高の強みなんだ。

見てて盛り上がる、"アツく"なるスケーティングはエロスをテーマにしたショートプログラム
見てて心にくる"熱く"なる魅せられるフリープログラムの対比が素晴らしかった。

 

勇利にとっての離れずにそばにいて、というのは愛しさと、ヴィクトルは自分と出会ってどう思うかはわからないけれど、僕はヴィクトルが居てくれるおかげでこんなにも成長して輝ける。って思っているのではないだろうか。
ヴィクトルも現役続行か引退か迷っている際に出会った原石の勇利の存在は驚きを与え続けてくれ、新たな一面を毎度見せてくれる特別な存在で。
それは出世払いでいいなんて言ったコーチ料なんかと比較できないくらいに。

 

(ユーリ!!!on ICEまだ終わってません)